備忘録~炊き出し~防災の日にちなんで

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今日は防災の日。この8月中は育児時期のブログを開く機会があり、以前の防災の日の日記へのアクセス数が700近いことに気づき、ここでもご案内したいと思います。

(前説)
東日本大震災の起きた2011年の上半期まで自宅マンションの災害協力隊員として活動していました。
2010年度計画では、緊急時の防災体制強化に向けて、それまで手つかずの炊き出し訓練を実施しようと年度末の3月27日(日)に予定、マンション内での案内に290名(各世帯からの参加人数合計)の参加表明がありました。準備を進めていた中で3月11日に大震災に見舞われました。
多くの尊い命が奪われ、甚大な被害の衝撃を報道で目耳にするにつけ、協力隊の間ではこんな非常事態に水や食材を訓練に充てて消費するような行為を進めてよいだろうかという意見も出る中、今だからこそ、今後の教訓として実施して定着させるのが重要ではないかという趣旨に皆一つになり、計画通り訓練を行いました。

私自身は特に材料算出とレシピの担当で、実施後に下記の記録を隊に残し、夏には子どもを連れ夫と離れての海外赴任により、脱隊(赴任前までは時短勤務利用でまぁまぁ配慮のある部署、その後退職時まで容赦なし?でとてもボランティアに時間が割けずに時は過ぎ去り?帰国後に子どもは6年生まで地元の少年消防団入隊)。
のちに隊の方にお会いした際、その後毎年行っている炊き出し訓練ではこれがバイブルになっているよ、と?お役に立ててよかったです。

2011年9月1日はレバラン(断食明けの休暇中)で赴任前後で多忙な中でようやく一息つけて、書き残すなら今しかないと思って日記に記しました。

===2011年3月当時の情報に要注意===

災害に備えて、去る3月に行った防災訓練の炊き出し実践報告です。一例にすぎませんが、ご覧になった方々の何かのヒントになればと思います。

『炊き出し実践報告
 ~豚汁~
(1)レシピ
【材料及び下準備】
元のレシピを約290人分(今回の防災訓練参加表明人数)×約0.7分量に換算

  • じゃがいも<メークイン>(乱切り)8 kg(5個入り17袋)
  • 大根(1.5センチのイチョウ切り) 9.9 kg(11本)
  • 人参(1.5センチのイチョウ切り) 5 kg強(38本)
  • こんにゃく(一口大に切ったもの)7.7 kg(35枚)
  • 洗いごぼう(5ミリの小口切り) 5.5 kg(4本入り25袋)
  • 豚もも肉切り落とし 10  kg強(500g以上20パック)
  • ネギ(1センチの小口切り) 5  kg(25本)
  • 味噌(120~150グラム/ 4人分) 8 kg
  • 水 101.5ℓの7割程度
  • 市販だし、料理酒 適量

【作り方】
1. 野菜は水から煮る。沸騰するまで強火で。
2. 野菜に完全に火が通る前に、みその半量を入れる。
3. 豚肉を入れる。
4. 残りのみそを入れ、味を整える。

※みその2度入れの効果:
1度目のみそで野菜に下味をつけます。2度目のみそは味を調えると同時に失われてしまった香りを補う役目です。残った半量全てを入れるのではなく、味見をしながら足りない分だけをお好みで加えます。
【出所】『NHK総合テレビ ためしてガッテン 過去の放送 豚汁~だしとり加熱は不要!素材がだし!~』☚現在はリンク切れ
注)元のレシピでは、“じゃがいも”ではなく“里芋”。炊き出しの場合には、ぬめりがある里芋よりも、扱いやすく且つ安価なじゃがいもを指定しているレシピが他にあることに倣い、食材を変更した。

(2)実施体制
1)物資調達
 ◆食材:前日に購入
 ◆機器・消耗品:借用もしくは購入
 a.機器:前日までに借用(括弧内※は町内自治会等から借用)
  プロパンガス2(※)、寸胴鍋2(※)、レードル3(※)
 b.消耗品:前日までに購入
  容器400、わりばし400、子ども用のプラスチック先割れスプーン100程度、ごみ袋90リットル10枚入り一袋
 ◆施設・設備:事前予約
  マンション内パーティルーム、テント(当日午前8時半~9時までの間に設置)
2)調理
 前日に仕込み、寸胴鍋1つ分の下味付けまで準備(5人で2時間半超)。当日はテント内にて午前9時から1.5~2時間かけて出来上がり、その後順次配布(配置人数:7人)。
3)実施経費
 食材費(29,908円)+消耗品費(6,515円)+機器類借用費(6,300円)=42,723円
4)特記事項:炊出しにかかる保健所の許認可について
 マンションでの防災訓練では、「特定多数」が対象者となるので、届出は必要なし。但し、衛生に注意して行う必要がある。つまり、食材を切る等の調理工程については、水道のある場所で行い、その後の煮炊きをして配布する工程については、野外でもテントの中で(屋根のあるところ)で行わなければならない。
 また、豚汁であれば、届出は必要ないが、米飯を扱う場合には、届出は必要となり、水道などの設備の無いところでは届けを出しても不許可となることに注意する。
火気の使用に関しては、ガスボンベなどを使い、煙を出さない調理方法で行うのであれば、届出は必要ない。』

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