演奏の極意、日々精進なり~多数曲の仕上げ方に功を奏したキーボード演奏の工夫

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7月27日と28日の音楽会の様子についてはPiafinity Musical Performanceにアップしています。持参キーボード使用の工夫についてはこちらにもメモ?しています。

キーボード持参形式の音楽会

のおかげで命拾いしました?

今月用のプログラムは以前から組んでいたものの、諸事情から今月はあまり思うようにこのプログラムのための練習時間を割くことができていませんでした。それでも27日の音楽会には前日集中してキーボード練習に切り替えて、更に音色の選択に相当時間をかけただけにそれが面白くて、自己満足に浸った揚げ気分で弾き通せた感がありました。

それが、翌日28日の朝練習ではミスタッチの連続。明らかな弾きこみ不足がもろ現れた瞬間です。

ここでもう少し弾きこんで練習を重ねると第一段階突破でミスタッチがなくなりマッスルメモリー(と言い切れませんが俗にいう自分の感覚の飛躍基準のところ)がある程度出来上がる感じになります。そこからさらに弾きこむとこれまでより弾けなくなる新たな壁(❝弾き崩れ❞と内々での共通理解としている段階)が生じてきますが、それは次への飛躍の前兆。ここで挫折せずに練習回数をこなすと第二段階突破して自分のモノになっていく手ごたえが感じ始められます。そして曲想、暗譜へと最終形にしていって第三段階を突破できるかどうか…

というのが、ざっくりですが、これまで毎年の実家の発表会に向けた練習過程で自分なりに感じているステップアップの流れ。

うーん、第一段階以前のところなんですよね、今月は・・・。でもやれることをやるしかない!地道にミスタッチ部分を少しでも減らせるように何回もパート練習。片手、両手と交互にゆっくりから弾き直し、呼吸に合わせてゆっくりのままでいい曲が中心なので無理ないペースにしていく、の繰り返し。

1曲でも成功体験をつけてから臨もうとアンコールがあってもよいように準備していた曲まで手出しする時間がなく、指定の曲をギリギリまでやり終えた感で臨みました。

本番ゆったりめに、よく言えばたっぷり聴かせる間を少し強めに意識。ここで功を奏したのはどの曲にも施した音色の変化。狙いは飽きずに聴けることとイメージを膨らますことだったのですが、自分にとってもこのたびはたっぷりの情感をこの音色に頼ることができました、キーボード様様<(_ _)>