終戦記念日に寄せて&今年も無観客開催?「響きの会ミニコンサート」2021/8/15

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昨年は8月10日に開催・出演した年一回の母主宰のピアノ教室の会、今年は終戦記念日にあたりました。
超高齢の母とそしてバックで取り仕切る父が存命であり、年を追う毎に日々の行い一つ一つに命を賭けていく様子をひしひしと感じる中、コンサートの場を設けてもらえることが格別に有難いものとなってきています(今日ドッと疲れがでないと良いけれど、と心配…)。

ますます感染が広がるコロナ禍にあっても、命を守り合う行動をしながら今年も継続することに皆一点集中していくのは大事な姿勢、行いだと思います。とはいえ、昨日は過去にないほどの大雨に見舞われて痛ましい被害の様子が伝えられる最中にもあり、ただただお詫びする気持ちで会場に向かいました。

このコンサートは戦争と平和という話題について向き合おうと唱え行い続ける場でもあります。

3年前、母がコンサートの最後の挨拶で❝折鶴のつどい❞結成に触れました(❝折鶴のつどい❞については8/2付ブログ中関連ブログご参照)。母曰く気持ちばかりの寄附金を千羽鶴に添えて、広島市と長崎市両市に毎年送っています。
コンサート受付台には両市からの御礼状を置き、今年は8月4日に長崎市・田上市長名で、8月5日に広島市・松井市長名で発出された御礼状が並びました。寄附金については、長崎市長からは平和関連事業や平和及び原爆資料の収集・保存・展示等に、広島市長からは原爆ドームの保存のために利用する旨、いずれも丁重な謝意とともに記されています。

父が完全に会社勤めから離れた25年ほど前かと記憶していますが、二部構成のコンサートの第二部開演前には父が挨拶するようになりました。
父はサラリーマンの多忙な時代、私が物心ついた頃に遡って、より毎年必ず舞台下手に置く出演者順のめくりを毛筆で書いてくれます。開催者自身で設営準備するタイプの会場を使うようになってからは、一連の会場案内も父が準備するようになったと振り返ります。

戦争を知る人間がどんどん少なくなっていくにつれて、昭和一桁生まれの父母からの近年の挨拶の中では戦争について語る場面が自ずと出てきています。

教室会員が折り集めた折鶴に込めた平和への祈り、その御礼状の横に、父の戦争体験の語りを歌にした歌詞(8/2付ブログご参照)も自分のプロフィールと一緒にして受付台に置かせていただきました。

掲載写真は、長崎市より現地で飾られた折鶴の様子(長崎市からは毎年お礼状とともに写真も同封して下さいます)、オリジナルソングの歌詞&プロフィール、近年は姉妹で提供するフラワースタンドと花束(姉撮影)です。

<演奏題目>
第一部:愛の讃歌~セント・エルモス・ファイヤー愛のテーマ~I Love…
第二部:グリーグ作曲 ホルベルク組曲 Op.40 前奏曲

今年の第一部(ポピュラー中心)では愛をテーマに1950年代、1980年代、2020年代、各時代より1曲ずつ選び、第二部(クラシック)では日々の基礎練習で行うハノン、バッハの延長で選びました。
※二部の選曲のポイント※
✓仕事で日替わりにコンサートやBGM演奏のストックを増やし多岐にわたるジャンルを取り入れることに向ける時間と今の自分の技量でこのコンサートの練習に充てられる時間との見合いを計算して「短め」に
かねてから大事にしている点、多岐にわたるジャンルを弾く機会が多い分、クラシックでブレない弾き方の訓練になる時間をしっかり持つこと
✓弾いていて自分が気持ちよくなる曲(今の自分にとって大事なポイント☺)

✣✣✣?つぶやき?✣✣✣
一年前のブログには日ごろから自称❝聴く専❞の息子に触れていたので一年の成果もここに。今年『ベートーヴェン作曲 ソナタ第8番ハ短調作品13「悲愴」第2楽章』を弾きました。
間違った譜読みがあれば声掛けしようと思いましたが、一日1小節か2小節ずつくらいを独学で間違えずに譜読みしては片手練習両手合わせのコツコツ練習。瞬間的な音符読みのピアノ習得の指導を受けていない中で時間をかけて独りで乗り越え、全体通しまでの半年ほど一日も欠かさず続けたのは天晴れ?1小節練習中より一音の音質には脇から声がけして弾いてきたので、技術が覚束ないまでも自然と表現力を持てるようになった収穫の一年でした。

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