2026/04/02

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喉の治療を始めて3ヵ月。まだ夕方には声がかすれてきますが、漢方薬への移行など段階的に快方へ向かっており、専門医のサポートのもと落ち着いた日々を過ごせています。
プライベートでは旧交を温める機会に恵まれ、音楽以外の仕事ではこの季節特有の別れと、その先に待つ新たな出会いの予感――。
そして日本はいよいよ新年度がスタートしました。
「継続」が育む、音楽を通じた信頼の輪
『音楽で健康に』をモットーとした私の活動において、この一年は大きな転換期となりました。老人ホームでの継続的な歌唱サークルや、デイサービスでの音楽カルチャー講座のご縁が広がり、スケジュール管理が非常にスムーズになりました。
今月も3月中旬時点で既に12回の予定が決まっており、現在は単発イベントも含めて月間12〜15回ほどのペースで活動しています。
継続的な関わりだからこそ、参加者の皆さまとの信頼も深まります。リクエストを丁寧に汲み取り、安心して歌える選曲をバランスよく配置する ー 「あぁ、楽しかったね!」とお互いに心から思い合えるプログラムの追求に、日々情熱を注いでいます(^^♪
新年度初日の昨日は水曜日。午前はデイサービスの音楽講座、午後は月3回の歌唱サークル、と二連続の実施日でした。
その活動の一場面をご紹介します。
プログラムの主題:第十二候『春雷』
2年前から、プログラムのタイトルには「七十二候」や「季語」を取り入れています。今この瞬間を五感で掴み、共有し合う尊い時空間を際立たせたいという想いからです。
3月30日〜4月3日頃は、第十二候の**「雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)」にあたります。そこから『春雷』**と題して準備を進めていたところ、まさに年度末の31日は春の嵐。機を得た展開となりました。
1. 導入:身体と心を解きほぐす
まずは「幸せなら手をたたこう」でスタート。午後の施設では電子キーボードを持ち込み、音色をサックスに変えて変化をつけます。 手拍子や足踏み、そして「ハッハッ」とお腹から声を出す三種構成。身体を動かすのが難しい方へも、リズムに合わせて重心をお腹に集め、姿勢を整えるよう声を掛けていきます。
さらに、タイトルにちなんだ**「〇〇隠し体操」**を実施。「雷さま⚡といえば、どこを隠しますか?」との問いかけから、♪幸せなら「へそ」隠そう♪と替え歌で楽しみます。目、口、耳と、座ったままできる動きを指定し、脳トレ要素も加えます。
2. 歴史と季節を旅する「鉄道唱歌」
午前の部では、年明けから「鉄道唱歌」で東海道を旅しています。昨日はちょうど23・24番。藤枝市に差し掛かり「春咲く花の藤枝も」という歌詞が登場しました。掛詞でしょうかーこれからの季節の到来を感じさせる偶然の重なりに、場が華やぎます。 毎回歌詞が変換していく脳トレ体操としても定着していますが、歌詞に込められた地理や歴史、美しい語感を解説する準備時間を設けることで、初めての方も自然と口ずさめるよう工夫しています。
3. プログラムを彩る選曲と「共創」
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午前の部: 『絵日傘』『雨に咲く花』『青い背広で』(新社会人の初出勤日に寄せて)
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午後の部: 『並木の雨』『絵日傘』
継続的な活動だからこそ、「レッスン的な要素」も取り入れます。今月の締めくくりの歌を統一したり、取り出し歌唱やキーの調整を重ねて合唱的な練習を積んだりすることで、回を追うごとに達成感を得て歌う喜びが深まっていくことも共感し合えたらと思います。
また、選曲は常に「特定の誰か」を思い浮かべて行います。 『絵日傘』は、かつて日舞を嗜まれていた方の姿を思い浮かべて。またたくさんの歌をリストアップしてリクエストくださった91歳の方のために、4月生まれのヘンリー・マンシーニの名曲『ムーン・リヴァー』を日本語版で。たまたま二曲とも再来週が今月初回となる施設様のサークルメンバーの方々に想いを寄せた楽曲です☺
待望の登場に皆さまの表情がパッと明るくなる瞬間をイメージしながらプログラム創りにリードする自身の練習に、と日々音楽に向き合っています。
新年度も、音楽を通じて皆さまと心を通わせていければ幸いです。 今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。
【お問合せ】 上記の音楽活動にご興味・ご関心がありましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。